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初心者編~シルバーリング~

彫金教室では基本的な彫金の知識や工程の理解ができてから、実際に制作しながら技術を覚えていきます。

彫金教室で最初に作ったシルバーリングの制作工程を順を追ってご紹介してみましょう。
 

練習でシルバーリングを作る

1.地金取り

シルバーの地金
シルバー925(92.5%の純銀と7.5%の銅の合金・スターリングシルバー)の地金を棒状に伸ばして、巾と厚みに注意しながら圧延ロールで延ばします。必要な長さが確保できるように、地金は少し多めに用意しました。
バーナーで地金を炙る
延ばした地金を耐火レンガの上でバーナーで炙ります。耐火レンガが熱を吸収するので始めは全体を温めるような感じで、徐々に地金を集中的に加熱するようにします。
地金が赤くなるまで均等に炙る
しばらく加熱していると、シルバーの地金が赤みを帯びてきます。そのまま一箇所を炙り過ぎてしまうと地金が溶けてしまうので、炎を動かしながら全体を均等に加熱していきます。

全体が同じように赤くなったら火を離し、水に入れて急冷します。これを「なまし」と言って、地金を加工する際にはとても大事な工程です。鉄のように徐冷しないのは、925シルバーには徐冷すると硬くなる性質があるためです。
地金をねじる
きれいに「なました」地金の両端をヤットコで掴んでねじります。「なまし」が完全でないと、このようには均一にねじることができません。
やすりで指に当たる部分をならす
指輪の内側になる部分の地金の角が指に当たって痛くないように、片面だけ平らにヤスリで削ります。これでリングを作るための地金の用意が出来上がりました。

地金を曲げてリングの形を作る

2.成形

地金を丸める
平らに削った面が内側になるように、地金を丸めます。このときも何度かなましながら作業を行わないと、無理な力が入るので、せっかく作った捩り模様を潰してしまうことになります。
地金を目的のサイズにカット
丸めたら目的のサイズになるように慎重にカット(サイズが小さくなり過ぎると悲惨です)しながら、両端の切断面がぴったり合わさるようにすり合わせを行います。

すり合わせは接続面の出っ張った部分を削り落として隙間を少なくする作業で、サイズ直しの際にも重要になる技術です。
地金のすり合わせをする
切断面がぴったり合ったら、銀ロウ(925シルバーより融点が低い銀合金)を置いてバーナーで炙り。ロウを切り口に流し込みます(ロウ付け)。
ロウ付けを行う
酸洗いで酸化膜を除去したら、ロウ付け部分をヤスリで綺麗に整えてリングの形も綺麗に丸くなるように成形します。
磨く前のリング
表面はまだ光沢がありません。このあとに磨き作業に入ります。

3.鏡面仕上げ

地金の光沢を出してぴかぴかに磨き上げることを「鏡面仕上げ」と言います。
鏡面仕上げをしたリング
研磨材やフェルトなどの回転工具を使って、表面を綺麗に磨きます。磨き作業の最後は「バフ仕上げ」と言って、大型の回転する布の束のようなものに研磨材を付けて行います。上手くできると本当に顔が映るくらいぴかぴかな鏡面になります。
シルバーリング
指にはめてみたところです。ねじれた峰のラインが、オシャレでしょう?

宝石を留めてみよう

4.石留め

出来上がったリングに、宝石(ルビー)を石留めしてみます。
石を留める部分
リングの上面になる部分に、石が入る穴を開けます。穴は浅からず深からず、大き過ぎないように気を付けて彫り込んでいきます。
ルビーをはめ込んだリング
穴の中にちょうど良く宝石が収まったら、4カ所を魚子タガネという道具で均等に押さえて小さな爪(玉)を作ります。「チョコ留め」とか「4点留め」と言われている石留めの方法です。

細い針などで石をつついて動かなければ、石留の完了です。
ルビーとシルバーのリング
指にはめてみました。地金だけの時とは違って、ジュエリーっぽい華やかさが生まれました。

 
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